今日、日本のTV番組をたまたま見たら、ゲストたちが取り囲んでいた大きなテーブルの下にキリムが敷かれているのが目に入り・・💗
瞬間瞬間しか映らなかったけど、キリムを見逃しませんでした!さすがわたし(笑)
日本のTV番組でキリムを見かけるなんてとても嬉しかったです。
なんの番組だったんだろー?もっとチェックすればよかった。
やはりキリムはそこでもシンプルなお部屋のインパクトとなっていました。
↑もう少し色が落ち着いているキリムだったけれど、これに似てるキリムやった😊💖
もともとキリムは遊牧民の移動生活の中で、テント、敷物、空間の仕切りとして使われてきた織物なのです。
一般的に家族間で、母から娘へキリムの染め方やキリムの織り方は伝えられたようです。
キリムを織る作業は全て手仕事のため、世の中にまたと同じキリムはありません。
その点もキリムの大きな魅力の一つでしょう。
キリムは主にトルコ、そしてイランやアフガニスタンなどの遊牧民の女性達に受け継がれてきた毛織物で、絨毯よりも歴史は古いといわれています。
縦糸に色糸を結びつける絨毯と違い、キリムは横糸に色糸を使い、縦糸と横糸を交差させて織りすすめる平織りの織物。
だから毛足がなく、軽くしなやかで敷物としての用途はもちろんのこと、風や砂から身を守ってくれるテント代わりとして用いたり、食品の保存や衣類の収納、壁の飾りや赤ちゃんの揺りかごとしても用いられてきました。
キリムの文様は、自然や動物等をモチーフに幾何学的にデザインされ、これも母から娘へと伝承されてきたんです。
文様にはそれぞれ意味があり、織り手の女性の恋愛や結婚、安産などの願いが込められています。長い時間を掛けて織り上げられたキリムは、娘が嫁ぐ日まで大事にしまっておかれたようです。
そう知ると、キリムひとつひとつがすごく愛おしく思えてきませんか。
文様を見ては、そのキリムに込められた想いや願いを感じることができるのです。
とても素敵ですよね!
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